「free」はMICOの楽曲の中で最もシンプルでありながらも、最も前向きで最も強く最も深い意味を持つ楽曲と言える。

”世間体”や”常識”　そんな言葉に縛られ
自分で自分を殺しているだけ

女性の歌としては、”殺す”とか”死んで”という表現的にはタブーに近い言葉を使っていながらも、この「free」に込められた願いは真逆だ。

「free」は、捕らえられた、束縛されたものからの自由、と言った意味の言葉だ。

歌詞の中にある悪い言葉が、「free」が伝えたいより強いメッセージを際立たせていると言える。

つまり、この楽曲は、”何か束縛された、縛られたものからの解放”、それは自由を得て自立せよ、といった強いメッセージソングでもあるのだ。

”You’re free・・・”
あなたは【あなた】のままでいいの
そんなあなたを愛していたいの
そしてあなたにも愛されたいの

バラードを思わせる始まりから、徐々に強いビートサウンドへと変化し、楽曲全体の半分を占めるほどの終盤のコーラスでは、そのバックサウンドですら凌駕するほどのコーラスが胸を熱くするのではないだろうか。

最初は1人だった声が徐々に増えていき、やがて仲間達の声が木霊していく。

それはまるで言霊のように、縛られた生活や精神から開放され、1人また1人と”真の自立”の連鎖が始まるのだ。

歌詞のないコーラスだけでこれほど胸が熱く震える楽曲があっただろうか。

やがてそれは歓喜の連鎖となって言う、”You’re free”と訴えている。

”free”視聴

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