Love Song ~もう一つの愛の歌~
MICOの1stミニアルバムのラストを飾る”LoveSong~もう一つの愛の歌”は6分を超えるロングバラードだ。
ピアノを軸としたシンプルな演奏で、切々と語るように歌っていく楽曲であり、”歌”でありながらも、これは”手紙”に近い。
小さい頃は 早く大人になりたくて
自由がそこにはあると思ってた
でも一歩、また一歩進んで見えてきたものは
綺麗なものばかりではなくて
MICOはフィリピンという国で生まれ、間もなく日本へ来てから幼少期に両親の離婚を経験し、しばらくの間父親の実家でおじいちゃん、おばあちゃんと過ごした。
小学生になってから父親と共に暮らすようになって、それからはずっと父子家庭という環境で育ってきた。
そして成人式を終え、しばらく経ったころに、この”LoveSong~もう一つの愛の歌”を書いている。
あなたが願いを込めた名前に
僕はそんな人になれていますか?
この曲で主人公は”僕”でありながらも、男目線の楽曲という事ではなく、大人になって初めて気がついた感情を、素直に歌の中で語っているのだ。
誰かを強く抱きしめられるようになったよ
守りたいものも 沢山できたよ
いつかは僕も 親になって
小さな手を 引っ張るのだろう
このラブソングは、決して平穏とは言えなかった彼女の人生の中で成人を迎えたとき、彼女が親へ向けて書いた、感謝と言う名の”もう一つの愛の歌”なのだ。
”LoveSong~もう一つの愛の歌”視聴
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収録アルバム名
Departure
リリース
2016年11月13日
作詞・作曲
MICO